皮脂変化による肌状態の変化

 

まだまだ寒い日が続いていますね。
明日は私の住んでいる地域も大雪になるかもしれないそうです。

寒いだけではなく、乾燥が気になる日もまだまだ続きます。

そんな寒さ、乾燥が気になる時期ですが、普段のケアの甲斐があってか肌状態は良好です。
乾燥は肌トラブルを引きおこす根本的な原因となることがほとんど、そして肌が乾燥し敏感になってしまうのは皮脂が関係しています。

 

 

皮脂に肌状態が左右されているのですね。

 

今日は、私が最近思っていることなど少し雑談っぽくお話させていただこうと思います。

 

 

 

季節によっても違う皮脂組成

 

皮脂が肌状態に大きな影響を及ぼしているということですが、１人の人間でみても皮脂の分泌量やその組成(皮脂を構成している成分の比率)は季節によっても変動があるそうです。

 

季節によって皮脂の量が変わるのは、なんとなく実感している方も多いと思いますが、その組成も違うということなんですね。

 

皮脂の構造についてはたまきのセルフ美容通信でも書かせていただいているので、気になる方はそちらをご覧いただきたいのですが、皮脂を構成している成分の中に遊離脂肪酸というものがあります。
ラウリン酸、ステアリン酸などなど…が遊離脂肪酸ですね。

 

 

その遊離脂肪酸の組成が変わることが肌に影響をもたらしている可能性があるそうなのです。

しかも、その変化は個人差があるので同じ環境にいても、私がこうだから他の人も同じように組成が変わるということではないそうなのです。

 

 

皮脂を抑制するような美容液を塗ることで皮脂分泌量を抑えることはできるのですが、皮脂の組成は変わらないという実験結果もあるそう。

 

皮脂の組成変化が肌に影響を及ぼしているのに、それを意図的に外側から何かを塗って状態がいい時の皮脂バランスに整えるのは、なかなかセルフ美容では難しいところだと思います。

 

 

そうなると、私たちがいまあるものでセルフ美容で取り組めることは「自分の肌状態とその時の環境」をしっかり理解することであると思います。

 

「私は寝不足が続くとニキビができる」だとか、「この時期は何をつかっても肌がつっぱりやすくなる」など、自分の肌状態がこうなった時はこう変化するだろうなと無意識にわかっていることもあるかもしれません。

それをもっとしっかり記録しておくことが自分の肌状態を把握でき、それに対応できる方法の１つなのではないかなと思います。
人によって傾向が違うので、自分の肌状態記録をつけておくことが、その後のケアを決める重要な参考資料になると思うのです。

 

 

 

現に、私も自分の肌状態は記録しています。
人間の記憶は自分が思っているほどあてにはならないので、記憶しておきたいことは紙に書いておくのが１番正確です。

 

これを続けているおかげか、「ニキビができた！」「少し乾燥する！」といった時は自分の過去事例から上手く対応できるようになりました。
ちなみに、これは美肌コース講座の受講生にも記録してねと伝えています。しっかり行なっている受講生は肌変化も感じやすいですね。

 

 

 

自分でできるセルフ美容として、まずはこの「肌状態記録」をしてみてください。

 

 

 

化粧品メーカーとして、この皮脂による肌トラブルを感じる方を１人でも減らしたいという思いで、今後も色々と商品やサービスを考え提供できるよう努力していきたいと思います！